こんにちはaiです。
aiとあすぱらとひまごんの安芸ん堂メンバーは、広島発のファッションブランドRe:ADY Bを運営する、瀬戸内ミライデザインに突入し、代表の野田さんにあれこれお話を聞いてきました。

Re:ADY Bとは?
Re:ADY Bは、日本の伝統文化である着物や帯をアップサイクルしたエシカルなファッションブランドです。廃棄寸前の生地をアップサイクルし新たなファッションとして提案し、国内外に展開しています。
帯から出来たバッグ、着物から出来たワンピースやスーツ、美しいはぎれを詰め込んだアクセサリー、カラフルな帯を使用したカードケースなどがあります。さらに着物を持ち込んでオーダーメイドすることも可能なのだそう。


ひまごんもaiも成人式の時に振袖を着ました。二人とも結婚し40代を向かえた今、もうその時の着物に袖を通す機会はありません。おなじように着物を箪笥の肥やしにしてしまっている人もいるのではないでしょうか。
しかしながら着物は簡単に捨てるわけにはいきません。高価であるという以上に多くの人の想いがあることが多いからです。
代々受け継がれた着物が多く眠っている家もあり、処分方法に困っている方も多いのです。
そんな大切な想いを次世代に継承できるのが、Re:ADY Bのアップサイクル事業です。
世界にひとつしかないバッグ
現在数百着の着物や帯がRe:ADY Bに集まっていますが、これまで同じ柄を見たことが無いそうです。このオンリーワンな伝統衣装の魅力を伝えるために、できるだけシンプルなデザインにこだわっています。形は同じですが一つとして同じ柄はない、世界にひとつのバッグです。さらにバッグを持つとちょうど帯の位置に来るように設計されています。元あった場所で再び輝く日本の伝統を粋に伝える素晴らしいデザインですね。チェーンは取り外し可能で、ショルダーバッグ以外にもクラッチバッグなど8通りの使い方ができるその名も「8-way OBI bag」。Re:ADY Bのサイトからも購入可能です!

Re:ADY B の理念である4つの社会課題
ただ着物をリメイクする、バッグを作るというのでは自分がやる意味がない
社会課題を解決してこそのブランドだと野田さんは語ります。

・障がいのある方の就労支援
低工賃で働いている障がいのある方に、成果に対する正当な支払いを行う
・衣料品の廃棄
大量に廃棄寸前の着物をいただいたのがこのブランドのきっかけ
・伝統文化の継承
日本の美しい技術を世界に発信し伝統文化を未来に継承する
・女性の働き方改革
子育て中の女性たちが隙間時間で働き活躍している
Re:ADY B×印刷会社×福祉事業所のコラボで実現した箱
この度、Re:ADY B様の着物のはぎれからできた美しいアクセサリーの箱を、ニシキコネクトとB型事業所のワークサポートひなたで協力し制作しました。

印刷会社として箱を提案することは特別なことではありませんが、箱の組み立てをB型事業所の利用者の仕事として受注しました。箱の形を何度もRe:ADY B様と、ワークサポートひなたと協議し、利用者が作りやすく、アクセサリーの魅力が伝わる店頭で使いやすいデザインに仕上がりました。
余談ですが新入社員のあすぱらは何度も何度もデータを作り直しさせられたのですが、文句ひとつ言わず、最後まで走り抜けました!
福祉事業所とスタートアップ企業の親和性
Re:ADY Bは、着物の仕分け、縫製の作業や、カバン等を製作する作業等、広島県内の様々な福祉事業所と連携しています。
自分たちのやろうとしていることを叶えてくれる協力企業を探した結果、マッチしたのがたまたま福祉事業所で、社会課題の一つに貢献できる選択になったが、最初からエシカルを強く意識していたわけではなかった。
実際に一緒に仕事をしてみると、スタートアップ企業こそ福祉事業所と連携を取りやすく、コラボすることをお勧めしたいと野田さんは語ります。

月5枚の注文で受けてくれる縫製工場はなかなかありません。
一方、福祉事業所にとって月1000枚もの発注に応えることは難しいのです。
小ロットから作り始めたいスタートアップ企業と、少量でも確実に仕事を受注できる福祉事業所のコラボはベストマッチと言えます。
福祉事業所と連携することで、様々な企業のビジネスの幅がもっと拡がるのではないでしょうか。
あすぱらの質問コーナー「野田さんに聞いてみた」
現在は株式会社瀬戸内ミライデザインの代表を務める野田さんですが、以前からニシキコネクトとは繋がりがあります。
2017年に錦紫出版(ニシキコネクト)から自費出版した『究極の自己満足』。新入社員のあすぱらも読破し、エッセイストの野田さんに興味津々のもよう。野田さんの人となりについて質問してみました。
究極の自己満足についての安芸ん堂ブログ→こちら

Q:なぜライターになって本を書こうと思った?
A:Mixi(SNSのはしり)で自分の日常や体験をつづっていた。それが友人に褒めてもらえたのがきっかけ。読んで楽しんでもらえるうえに悩みをはきだすことで自分自身の心の整理になっていた。そして書くと自分も救われた。文章を書くのは物事を考え、答えを出すまでの過程が残ることなのだと発見した。

Q:どんなアートが好き?
A:元々アートや絵が好きで、着物は「着るアート」と海外では呼ばれているので、その点においてもRe:ADY Bの事業に関しては親和性を感じている。
23歳の時に地球一周の船旅に出て多種多様な価値に触れ、全国に友人が出来て人生が変わった。レストランで働いていたが、休みがとりづらいのをきっかけでフリーランスに。
特に空間アート(インスタレーション)等の体感できるものが好き。西条酒蔵芸術祭等などのアートイベントも手掛けてきた。
Q:ブランドのデザインで気を付けていることは?
A:2018年からアクセサリー制作を行っており、アパレル自体は7年目。もともとインパクトの強いデザインが好きだが、Re:ADY Bのブランドでは、なるべくアバンギャルドなデザイン欲を出さないようにしている。「中継者」として世界中の人に楽しんでもらえる、日常に溶け込み仕事でも使えるようなデザインを心がけている。日本の伝統を魅力的に伝えていきたい。
Re:ADY B の商品はどこで買える?
Re:ADY BのECサイトで購入可能です。
Re:ADY B は→こちら
ひろしまIPPIN広島城三の丸
広島県広島市中区基町21-7-2 広島城三の丸
HP→こちら
KYOTO SAMURAI WALK
京都府京都市中京区中島町105 タカセビル5F
HP→こちら
そして
『究極の自己満足』安芸ん堂ショップでも販売中です
あすぱらもオススメの一冊です
こちらから
ISBN978-4-906013-50-0
暑い夏も終わり、ファッションを楽しめる季節になってきました。
洋服やバッグ、身の回りの小物などを購入する時、社会課題を解決しながら、エシカルに貢献できるRe:ADY Bのようなブランドを選べることが嬉しいaiなのでした。







































aiは、探偵ミステリーや、イヤミス(読んだあとイヤーな気持ちになるミステリー)、猟奇的殺人などの基本物騒な本を選びます。その物騒な本をメインに、ビジネス書やノンフィクションの手記などを併読するのがaiスタイル。メインの本をできるだけ長く楽しむために、全く世界が違う話の本を同時期に読み、気分を変えながら読書をします。(読み散らかすとも言いますが・・・)
その他にも実在するお店がでてきます。大行列で有名な尾道ラーメンの
中島京子














何食べたい?と問われれば、
広島県生まれの黒毛和牛の子牛を三次家畜市場で買い付け、黒瀬の黒瀬牧場で大切に育てられた牛が黒瀬牛と呼ばれます!子牛は、以前に比べ倍以上の価格になっているそう(黒瀬牛が希少な理由ですね)。牛の餌は独自の飼料配分と黒瀬の地下水を使用。飼料藁は黒瀬産100%です。「藁をいただいた農家の田に黒瀬牛の堆肥をお返しして、翌年出来た有機藁をいただいています」と平松さん。本来ある自然の流れを大切にし、地域の農家の方々と取り組んでいる事が黒瀬牛を美味しくするポイントなんですね。
この肉には専門家も黙っていません。料理の鉄人として有名なあの神田川俊郎氏も絶賛され、気に入って下さっているのだそう。ホースセラピー等も研究されている、東京農業大学准教授 川嶋舟先生も黒瀬牛のファンの一人。平松さんが先生をニックネームで呼ぶほどの仲良しになられたとか。黒瀬牛は肉好きが認める肉。知る人ぞ知る特別なお肉なんですね~。肉の評価と同じく平松さん自身が、著名な方々をはじめ、どんな人からも好かれる愛されキャラクターなんです。取材に行ったaiもよんもたちまち平松さんのファンになりました。












このアクセサリーブランドの立ち上げも、本を書いたのと同じ「自分に正直に生きたい」から。このようにやりたい事を本当にやっちゃう野田さんですが、決して無理はしていません。




















