タグ別アーカイブ: アクセサリー

伝統を後世につなげる広島発のエシカルファッションRe:ADY B

こんにちはaiです。

aiとあすぱらとひまごんの安芸ん堂メンバーは、広島発のファッションブランドRe:ADY Bを運営する、瀬戸内ミライデザインに突入し、代表の野田さんにあれこれお話を聞いてきました。

▲株式会社瀬戸内ミライデザイン代表の野田さん

Re:ADY Bとは?

Re:ADY Bは、日本の伝統文化である着物や帯をアップサイクルしたエシカルなファッションブランドです。廃棄寸前の生地をアップサイクルし新たなファッションとして提案し、国内外に展開しています。
帯から出来たバッグ、着物から出来たワンピースやスーツ、美しいはぎれを詰め込んだアクセサリー、カラフルな帯を使用したカードケースなどがあります。さらに着物を持ち込んでオーダーメイドすることも可能なのだそう。

▲カラフルで美しいカードケース
▲Re:ADY Bの事務所

ひまごんもaiも成人式の時に振袖を着ました。二人とも結婚し40代を向かえた今、もうその時の着物に袖を通す機会はありません。おなじように着物を箪笥の肥やしにしてしまっている人もいるのではないでしょうか。
しかしながら着物は簡単に捨てるわけにはいきません。高価であるという以上に多くの人の想いがあることが多いからです。
代々受け継がれた着物が多く眠っている家もあり、処分方法に困っている方も多いのです。
そんな大切な想いを次世代に継承できるのが、Re:ADY Bのアップサイクル事業です。

世界にひとつしかないバッグ

現在数百着の着物や帯がRe:ADY Bに集まっていますが、これまで同じ柄を見たことが無いそうです。このオンリーワンな伝統衣装の魅力を伝えるために、できるだけシンプルなデザインにこだわっています。形は同じですが一つとして同じ柄はない、世界にひとつのバッグです。さらにバッグを持つとちょうど帯の位置に来るように設計されています。元あった場所で再び輝く日本の伝統を粋に伝える素晴らしいデザインですね。チェーンは取り外し可能で、ショルダーバッグ以外にもクラッチバッグなど8通りの使い方ができるその名も「8-way OBI bag」。Re:ADY Bのサイトからも購入可能です!

▲着物の帯をアップサイクルした 8-way OBI bag

Re:ADY B の理念である4つの社会課題

ただ着物をリメイクする、バッグを作るというのでは自分がやる意味がない
社会課題を解決してこそのブランドだと野田さんは語ります。

▲野田さんとai


・障がいのある方の就労支援
 低工賃で働いている障がいのある方に、成果に対する正当な支払いを行う
・衣料品の廃棄
 大量に廃棄寸前の着物をいただいたのがこのブランドのきっかけ
・伝統文化の継承
 日本の美しい技術を世界に発信し伝統文化を未来に継承する
・女性の働き方改革
 子育て中の女性たちが隙間時間で働き活躍している

Re:ADY B×印刷会社×福祉事業所のコラボで実現した箱

この度、Re:ADY B様の着物のはぎれからできた美しいアクセサリーの箱を、ニシキコネクトとB型事業所のワークサポートひなたで協力し制作しました。


印刷会社として箱を提案することは特別なことではありませんが、箱の組み立てをB型事業所の利用者の仕事として受注しました。箱の形を何度もRe:ADY B様と、ワークサポートひなたと協議し、利用者が作りやすく、アクセサリーの魅力が伝わる店頭で使いやすいデザインに仕上がりました。
余談ですが新入社員のあすぱらは何度も何度もデータを作り直しさせられたのですが、文句ひとつ言わず、最後まで走り抜けました!

福祉事業所とスタートアップ企業の親和性

Re:ADY Bは、着物の仕分け、縫製の作業や、カバン等を製作する作業等、広島県内の様々な福祉事業所と連携しています。
自分たちのやろうとしていることを叶えてくれる協力企業を探した結果、マッチしたのがたまたま福祉事業所で、社会課題の一つに貢献できる選択になったが、最初からエシカルを強く意識していたわけではなかった。
実際に一緒に仕事をしてみると、スタートアップ企業こそ福祉事業所と連携を取りやすく、コラボすることをお勧めしたいと野田さんは語ります。


月5枚の注文で受けてくれる縫製工場はなかなかありません。
一方、福祉事業所にとって月1000枚もの発注に応えることは難しいのです。
小ロットから作り始めたいスタートアップ企業と、少量でも確実に仕事を受注できる福祉事業所のコラボはベストマッチと言えます。
福祉事業所と連携することで、様々な企業のビジネスの幅がもっと拡がるのではないでしょうか。

あすぱらの質問コーナー「野田さんに聞いてみた」

現在は株式会社瀬戸内ミライデザインの代表を務める野田さんですが、以前からニシキコネクトとは繋がりがあります。
2017年に錦紫出版(ニシキコネクト)から自費出版した『究極の自己満足』。新入社員のあすぱらも読破し、エッセイストの野田さんに興味津々のもよう。野田さんの人となりについて質問してみました。
究極の自己満足についての安芸ん堂ブログ→こちら

Q:なぜライターになって本を書こうと思った?

A:Mixi(SNSのはしり)で自分の日常や体験をつづっていた。それが友人に褒めてもらえたのがきっかけ。読んで楽しんでもらえるうえに悩みをはきだすことで自分自身の心の整理になっていた。そして書くと自分も救われた。文章を書くのは物事を考え、答えを出すまでの過程が残ることなのだと発見した。

Q:どんなアートが好き?

A:元々アートや絵が好きで、着物は「着るアート」と海外では呼ばれているので、その点においてもRe:ADY Bの事業に関しては親和性を感じている。
23歳の時に地球一周の船旅に出て多種多様な価値に触れ、全国に友人が出来て人生が変わった。レストランで働いていたが、休みがとりづらいのをきっかけでフリーランスに。
特に空間アート(インスタレーション)等の体感できるものが好き。西条酒蔵芸術祭等などのアートイベントも手掛けてきた。

Q:ブランドのデザインで気を付けていることは?

A:2018年からアクセサリー制作を行っており、アパレル自体は7年目。もともとインパクトの強いデザインが好きだが、Re:ADY Bのブランドでは、なるべくアバンギャルドなデザイン欲を出さないようにしている。「中継者」として世界中の人に楽しんでもらえる、日常に溶け込み仕事でも使えるようなデザインを心がけている。日本の伝統を魅力的に伝えていきたい。

Re:ADY B の商品はどこで買える?

Re:ADY BのECサイトで購入可能です。
Re:ADY B は→こちら

ひろしまIPPIN広島城三の丸
広島県広島市中区基町21-7-2 広島城三の丸
HP→こちら

KYOTO SAMURAI WALK
京都府京都市中京区中島町105 タカセビル5F
HP→こちら

そして
『究極の自己満足』安芸ん堂ショップでも販売中です
あすぱらもオススメの一冊です
こちらから
ISBN978-4-906013-50-0


暑い夏も終わり、ファッションを楽しめる季節になってきました。
洋服やバッグ、身の回りの小物などを購入する時、社会課題を解決しながら、エシカルに貢献できるRe:ADY Bのようなブランドを選べることが嬉しいaiなのでした。

『究極の自己満足』が自費出版コンテストのエッセー部門に入選しました!

こんにちはaiです。

ニュースです!

安芸ん堂ショップでも販売中のエッセー『究極の自己満足』(野田夏梨 著)が、
第21回日本自費出版文化賞のエッセー部門で入選しました~!!!!


▲エッセー『究極の自己満足』(野田夏梨 著)

 

日本自費出版文化賞って?

日本自費出版文化賞は、自費出版にかかわる支援をしている、NPO法人日本自費出版ネットワークという団体が主催するコンテストで、今年は第21回目となります。結果発表は朝日新聞の朝刊にも掲載されました。

今回のコンテストでは、507点の応募があり58点の作品が入選しました。大賞は、地域文化部門に応募された福地順一さんの『石川啄木と北海道―その人生・文学・時代―』。『究極の自己満足』はエッセー部門で入選することができました。    

日本自費出版文化賞入選作品→こちら

朝日新聞DIGITAL 2018年9月6日→「自費出版文化賞、各賞決まる」

『究極の自己満足』 の著者である野田さんにインタビュー

今回自費出版コンテストのエッセー部門に見事入選し、東京で行われた授賞式に出席した野田さんに、その様子を伺いました。授賞式では、年齢層が高めの方が多く、30代の野田さんの若さが目立っていたようです。


▲授賞式の様子


▲リアル金屏風の前で東京のご友人と一緒に(左が野田さん )

作品を展示してあるコーナーもあったようです。507点もの作品の中から勝ち抜いた作品はどれもおもしろそうですね。読んでみたいな~。そんな中、一際目立つキラキラした『究極の自己満足』も著者と同じく輝いていますね~


▲入賞作品の展示

野田さんは「私の本は20代~30代位の年代の女性あてに書いています。そのターゲット層ではない人に評価していただいたことがとても嬉しく思います。もしかして表紙が派手だったから審査員の方の目にとまったのかも(笑)」と語ってくださいました。  


▲入選に喜ぶ二人(左:野田さん 右:ai)

 

エッセー『究極の自己満足』を読んでみよう

まだこの本を読んだことがないあなた、この本がおしゃれな女性のおしゃれな日常だと思っていませんか?実は電車読み注意(吹き出し注意)の本なんです。野田さんが旅に出れば何かに巻き込まれ、おじさんとは謎の縁があり、生活や子育てを語れば女性の共感を呼ぶ、そんなおもしろエッセーなんです。


▲本はとても凝った造り

野田さんのブログには試し読みがありますのでチェックしてみましょう。次は次は?とスクロールが止まらなくなったらもうあなたは野田ワールドの虜。

試し読みは→こちら
安芸ん堂ブログ→『エッセイ『究極の自己満足』(野田夏梨)6.24発売決定!』
『究極の自己満足』ゲットしたいあなたは→こちら

新たなジャンルへ挑戦

さて、野田さんがエッセーを出版したのは1年前。しかもちょうど2人目を出産され、育児に執筆にと忙しいながらも楽しく活躍されていた様子が思い出されます。それから1年以上経ち、アグレッシブでバイタリティー溢れる野田さんは、また一つ夢を叶えたようです。

今年「spancoll88」というアクセサリーブランドを立ち上げ、横川にアトリエを構えました。かなり攻めたデザイン性の高いアクセサリーの数々。キャッチコピーは

今日、一番欲しいものを選ぶ。 
その繰り返しが、未来を変える。

 
 
 
 
 
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毎日を精一杯生きる野田さんだからこそ発信できるアクセサリーなんですね。素敵!
Spancall88のHPではアクセサリーを購入することもできます。フルオーダーも注文できるそうなので、ウエディングのアクセサリーや、サプライズプレゼントにもぴったりですね。aiも自分用の特注のアクセサリーをお願いする予定です。

Spancall88のHPは→こちら

自分らしい女性の働き方を模索

このアクセサリーブランドの立ち上げも、本を書いたのと同じ「自分に正直に生きたい」から。このようにやりたい事を本当にやっちゃう野田さんですが、決して無理はしていません。

殆どの作業は夜子どもたちが寝静まってからですが、上の子が幼稚園に行っている間、下の子をキッズスペースもあるアトリエに連れて行きます。子どもがお昼寝をしているすき間時間で制作をしているそうです。

今後、幼稚園前の子どもがいるママと一緒に制作活動ができればいいなと思っていて、同じような立場の人の役に立てるようなアトリエにしていきたいと、語ってくださいました。

野田さんの生き方は、これからの女性の生き方の参考になりそうですね。同じくワーキングママのaiも勇気付けられます。

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『究極の自己満足』ゲットはこちら


エッセイ『究極の自己満足』
著 者:野田夏梨
発 行:2017.6.24
サイズ:B6判(128×182)190頁
出版社:錦紫出版
コード:ISBN978-4-906013-50-0

価格1,600円(本体)(税込1,728 円)

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※紙の本の通販は安芸ん堂のみです。