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地元愛から産まれたブランド「黒瀬牛」

こんにちはaiです。

みなさん食欲の秋いかがお過ごしでしょうか。

何食べたい?と問われれば、
aiは「肉」と間髪を入れず答えます。
綺麗な赤身を、鉄板でジュワ~っと焼いて、塩をちょっとつけて口へ放り込み、ビールを流し込む。く~っ最高じゃないですか!(こうなったら秋じゃなくてもいいんですけどね)というわけで今回はについてお送りします。

aiが住む東広島市に、全国的には有名ではないけれど、地元の人が愛して止まない逸品「黒瀬牛(くろせぎゅう)があります。今回はその黒瀬牛の魅力について、aiとカメラマンよんが取材してきました。いつものように、よんに「風合いよく写真を撮ってね(笑顔)」とaiが圧力をかけ守備は上々♪

黒瀬牛は、広島県東広島市黒瀬町で育まれた和牛です。黒瀬町は広島・東広島・呉の中間に位置する自然豊かな町。「黒瀬牛はちょっとお値段は高いけれど、特別な時に食べたい価値のある肉なんよ」と噂され、aiが住んでいる東広島の地元民の間では憧れのご馳走として有名です。どんなお話が聞けるかワクワクで車に乗り込みました。

知る人ぞ知る黒瀬牛とは

黒瀬牛の歴史

まずは地元民からのファンも多い黒瀬牛の歴史を探るべく、焼肉くろせ、黒瀬精肉店、黒瀬牧場を運営する(有)黒瀬拡商店代表の平松輝久(ひらまつてるひさ)さんにお話をお聞きしました。


▲熱く語ってくださった平松さん

昭和54年、東広島の黒瀬町(当時は賀茂郡黒瀬町)に精肉店、焼肉店として平松さんのお父様が創業しました。平松さんは高校生の頃からお店を手伝うようになり、その頃から牛を飼いはじめました。子牛から自分で育て、自分で捌いて、お店で提供するという現在のスタイルになりました。それから30年。いつの間にか黒瀬の特産品と地域の皆様に言っていただけるようになりました。黒瀬の皆さんに支えられてやってこれたので、私も黒瀬にできる事をしたいんだと、平松さんは熱く語ってくださいました。

 

黒瀬牛とはどんな牛?

広島県生まれの黒毛和牛の子牛を三次家畜市場で買い付け、黒瀬の黒瀬牧場で大切に育てられた牛が黒瀬牛と呼ばれます!子牛は、以前に比べ倍以上の価格になっているそう(黒瀬牛が希少な理由ですね)。牛の餌は独自の飼料配分と黒瀬の地下水を使用。飼料藁は黒瀬産100%です。「藁をいただいた農家の田に黒瀬牛の堆肥をお返しして、翌年出来た有機藁をいただいています」と平松さん。本来ある自然の流れを大切にし、地域の農家の方々と取り組んでいる事が黒瀬牛を美味しくするポイントなんですね。

 

専門家も太鼓判!

この肉には専門家も黙っていません。料理の鉄人として有名なあの神田川俊郎氏も絶賛され、気に入って下さっているのだそう。ホースセラピー等も研究されている、東京農業大学准教授 川嶋舟先生も黒瀬牛のファンの一人。平松さんが先生をニックネームで呼ぶほどの仲良しになられたとか。黒瀬牛は肉好きが認める肉。知る人ぞ知る特別なお肉なんですね~。肉の評価と同じく平松さん自身が、著名な方々をはじめ、どんな人からも好かれる愛されキャラクターなんです。取材に行ったaiもよんもたちまち平松さんのファンになりました。

 

黒瀬愛あふれる熱い心

地域の大学、福祉、商工会が連携し、「黒瀬の健康な食」をテーマに黒瀬産の商品を開発するなど、新たな取り組みもはじめておられます。地域みんなの利益に繋がる良い循環を作れたらいいと、忙しい毎日を送られています。今年の西日本豪雨では、黒瀬町も大打撃を受けました。焼肉くろせはギリギリ浸水を免れたものの、ご近所で浸水してしまったところもありました。商工会の青年部皆で1週間くらいボランティアに行ったそうです。その時平松さんの牧場のショベルカーが役に立ったと話してくださいました。なかなかできることではないですよね。黒瀬の人たちみんなで助けあうという地域の土壌があるのでしょう。

そんな焼肉くろせの社訓がこちら

平松さんの熱い気持ちが全部込められています。
創業以来この社訓を誠実に守り、着々と歩んで来られたからこそ多くの方に支えられ、ファンをどんどん増やしているのですね。

 

地元の黒瀬ふれあい夏祭りをはじめ、県内のフードイベントに多数出店

広島県内で行われるフードフェスティバル、西条酒まつり、広島国際大学学園祭 (黒瀬キャンパス)、 広島大学祭(東広島キャンパス)などに毎年出店されていますが、これらはほんの一部。大きなお祭りもあるけれど、基本は地元中心の活動です。こんなに美味しくて人気なのに、なぜ東京などの県外に出ないのですか?と伺ったところ、黒瀬牛の美味しさをまずは地元広島の人にもっと知ってもらい、地元の人から笑顔にしたいから。と答えてくださいました。広島のイベントで焼肉くろせの看板を見つけたら、美味しいお肉を食べられるチャンス!お店を覗いてみてくださいね。

黒瀬で育った美味しい肉をまず地元黒瀬の方に味わってもらいたい。地元から元気に、健康にしたいという強い信念(地元愛)が、平松さんの様々な取り組みの原動力となっています。

 

黒瀬牛を食べてみた

黒瀬牛がこだわりのお肉ということはわかりました。だけどね、食べてみなきゃわからないでしょ?なので人気のランチを食べてみることにしました。(あくまでこれは取材の一環であります)

 
▲人気の和牛カルビ丼定食を食べた人はこうなります。

aiは人気のランチ和牛のカルビ丼定食を頂きました。美味しかった~。何を食べても美味しい(庶民舌の)aiでもわかる肉の違い!定食についてくるテールスープも絶品です。ラーメンと丼のセットもあるそうで、そちらも大人気メニュー。このスープで作ったラーメンも間違いないとaiは確信しましたね。ランチについているサービスのゼリーは日替わりの手作り!


▲絶品!黒瀬牛のカツ定食

そしてよんは牛カツを実食!aiも横から一口頂いちゃいましたよ。こちらは希少な黒瀬牛です。黒瀬牛の率直な感想は、肉の味が上品!ということ。肉の脂のくさみやしつこさが無いんです。むしろ肉の脂が美味しくさわやかで、いくらでも食べられる肉です。さらにこの肉につけるフレンチのソースがベストマッチ。なんでも西条の酒蔵通りにある「佛蘭西屋」のシェフがこの肉の為に作ったソースとのこと。

さらにお昼から焼肉のランチを堪能することもできます。その他メニューには牛カレーもあり、どれにしようか迷っちゃいますが、 何度も行けばいいのです。ちょっと黒瀬まで遠いな~って思うあなた。このランチを食べるためだけに黒瀬を訪れる価値は十分すぎるほどあります。

 

夜の営業は宴会もOK!

夜の営業は宴会もやっていますよ。2階は最大40名の大部屋の他個室も完備。年末になると忘年会で大忙しなんだそうです。そして宴会シーズンに気になるメニューも発見。杜仲茶で作った出汁が決め手の杜仲茶鍋。雑炊まで食べたら杜仲茶を全部味わえます。杜仲茶の粉末は、肉との相性が抜群で、さっぱりと食べられるそうです。美味しく健康になれるお鍋は女子会にもオススメだそうです。


▲創業当時の看板メニュー(レバー刺身と豚汁は現在やっていません)中でも酒一級はレア(笑)


▲忘年会新年会メニューご予約はお早めに

 

焼肉くろせに行ったほうがいい理由その1

焼き肉くろせを推す第一の理由は、黒瀬牛は希少だということ。全国に出回っていないこのお店だけで取り扱っている肉なんです。いいですか、大事なことなのでもう一度言います。
黒瀬牛は焼肉くろせでしか食べられません!
でも安心してください。焼き肉屋さんの横に精肉店もあるので、気に入ったら買って帰れますよ。精肉店と焼肉店が同じ敷地内にあります。もちろん美味しい焼肉のたれや、大人気のおじんラーメン(テールスープ)もあります。

 
▲R375沿いにある黒瀬精肉店。分かりやすい場所にあります

 
▲精肉店と同じ敷地内にある焼肉くろせ

 

焼肉くろせに行ったほうがいい理由その2

aiはよくラーメンを食べるためだけに遠くまでドライブをするのですが、思いがけず出会う、地域の名産品や、名所を発見する楽しみも醍醐味の一つなんですよねぇ。黒瀬町は現在東広島呉道路が完成し、
広島市内からのアクセスが以前より良好になりました。
実はとっても行きやすい場所なんです。桜の名所である黒瀬ダムもありますし、「桜吹雪」という日本酒で有名な金光酒造も近くにあります。東広島や呉にも近いので、ドライブするのにちょうどいい場所なんですよ。

今回焼肉くろせにおじゃまし、平松さんにお話しを伺って、食へのこだわりと、熱い地元愛を感じました。そのひたむきさに今回も「弟子にしてください!」と言いそうになりました(笑)(企業取材に行くと毎回感化され弟子にしてもらおうとするaiです)お忙しい中安芸ん堂に貴重なお話しを聞かせてくださりありがとうございました。また食べに行きます!

【焼肉くろせ店舗情報】

営業時間  11:00~14:00 17:00~22:00 定休日は月曜日(祝日は営業)
電  話  0820-82-2750
住  所  〒739-2623 広島県東広島市黒瀬町川角572
HP  http://kurose-gyu.com/restaurant/index.html