皆さんこんにちは。よんです。
梅雨ですね。ようやく梅雨らしく雨続きな毎日がやってきました。今年はなかなか降らないから心配していましたが、いざ降り始めると早く梅雨あけないかなー、と思ってしまう今日このごろです。
さて、今回はうさぎの島で有名な大久野島に行ってきましたのでご紹介したいと思います。
うさぎの島への玄関口、忠海港から大久野島へ
広島市から大久野島へ行くには山陽自動車道を使い、河内ICで降りて忠海(ただのうみ)港へ向かいます。1時間と少しで忠海港へ着くので意外と近い。忠海港からはフェリー(もしくは客船)に乗り換えます。
ちなみに無料の公共駐車場(約200台)がありますが、私が到着した午前10時30分ごろには、第2駐車場までほぼ満車。臨時の駐車場もあるみたいですが、車で行かれる方は早めに行かれたほうがよいかもしれません。今やうさぎの島は大人気観光スポットになっているようです。
忠海港フェリーターミナルも数年前とは外観が大きく変わっていることに驚きました。まさかこんなにオシャレになっているとは。それから行き先が「大久野島」ではなく「うさぎの島」になっている…。うさぎ推し。
まずはフェリーターミナルでチケットを買いましょう。片道大人310円、子供160円(小学生)。未就学児は大人1人につき1人無料です。価格はとても良心的ですね。
また、ここでは様々なうさぎグッズも販売されています。うさぎ好きにはたまらない。
ちなみにここでうさぎの餌も販売しています。うさぎの餌については持ち込みもOKなので、キャベツや人参を持参するとよいでしょう。私も持参しました。が、一応ここで餌も買っておきます。多分足りなくなるでしょうから。また、大久野島で餌は販売されていないので買うならここで買っておきましょう。
販売している餌は1つ200円。
港で船を待ちます。1時間に1〜2本ありますが、時間によってはそこそこ待ちます。季節にもよりますが、天気がよいと暑いです。日差し、日焼け対策は必須ですよ。
フェリーは約300人乗れますが、客船だと約100人だそうなので、混雑具合で次便になる可能性があります。客船の10分後くらいにはフェリーが来るようなのでそれほど待たないみたいですが、船の時間はあらかじめ確認しておいたほうがよいでしょう。特に帰りの時間は重要ですよ。
いざ大久野島(うさぎの島)へ!
船で約15分ほどで大久野島へ到着します。あっという間ですね。
桟橋に着いて猛ダッシュする次男と末娘とそれをやれやれと言いながら後ほどダッシュする長男の図↓
さて、いよいようさぎの島へ到着しました。桟橋付近にさっそくいます。
娘が餌を盛大にばら撒いてしまった結果↓
モッフモフです!モッフモフ!あっという間に多くのうさぎたちが集まってきました。
そして一心不乱に餌を食べるうさぎたち。このような光景がいたるところで見受けられます。まさにうさぎの島。うさぎ天国です。
桟橋から休暇村まではシャトルバスが運行しています。船便に合わせて運行しているので利用してみましょう。歩いても15〜20分ほどなので、楽しみながらということであれば歩いてもよいと思います。私は子連れだったのと、途中うさぎに捕まって進まなくなることを考えると、迷わずバスです。
こちらが休暇村大久野島です。
大久野島で唯一、宿泊や食事ができる施設。お昼はこちらで食べてもよいですね。
休暇村前の芝生広場で、しばしのうさぎタイム。
さて、しばらく子供たちを見守っていましたが、私も餌をあげてみます。
あああああぁぁぁぁあ…かわいい…これは癒やされる。連れて帰りたい(ぜったいダメ)。
ハムハムポリポリと食べる姿のなんと愛らしいことか。
餌をあげるのは問題ないですが、島内でのうさぎに対する注意点がありますので、しっかり把握しておきましょう。
餌やりに一段落したらお昼にします。
休暇村には飲食店もあるのですが、周辺の海沿いにはくつろげるベンチがいくつもあるので、そこでお弁当を食べるのもいいものですよ。我が家はお弁当です。
食後は海をゆったり眺めるのもいいですよ。青い空と海、瀬戸内の穏やかな風景が楽しめます。
せっかくなので休暇村にも寄ってみます。こちらで食後の一服を。
ここには「うさんちゅカフェ」というコーヒーや軽食を楽しめる癒やしのカフェがあります。
ここで食べられる「うさぎのはなくソフト」というソフトクリームはインパクト大です。黒いのはココアピーナツなんですけどね。ここに来たらぜひご賞味ください。
大久野島の歴史
今でこそ国民休暇村に指定され、うさぎの島として観光客が訪れる平和な島ですが、過去の太平洋戦争中は大日本帝国軍が戦闘用の毒ガスを秘密裏に製造していたことにより、地図からも消されていた島でした。
今でも砲台跡や発電所など、当時の施設は軍事遺構として残されており、毒ガス資料館などでは、その特異な歴史を学ぶことができます。ちなみに、施設の多くは立入禁止区域に指定されていますが、毒ガスの名残が、というわけではなく、毒ガス関連は全て熱処理がされており、その影響で老朽化が激しく倒壊の恐れがあるので禁止になっているそうです。
うさぎたちも毒ガスの実験用に飼育されていましたが、施設の処理の際に全て殺処分されたので、今いるうさぎたちは、当時の子孫たちというわけではないようです。どこかの小学校で飼っていたうさぎを放して自然繁殖したそうですが、国民休暇村になった際に動物をマスコットに、ということでうさぎになったのだとか。2018年ごろには島内のうさぎは900羽以上になっているそうです。平和な証ですね。
知名度もここ最近はすごいらしく、2000年ごろは地元県民のみしか知らないような場所だったのが、2010年以降にうさぎの島としてメディアに紹介され、観光客が増加。また海外ニュースでも動画などで紹介されて一気に人気スポットへ。外国人観光客も多く訪れるようになり、2010年ごろの年間来島者数は約15万2千人、2017年ごろには36万人を超えたそうです。2017年に山陽新幹線三原駅から徒歩5分の三原港から土・日・祝日のみ1日5便運行するラ高速船ラビットライン(片道30分)が就航したのも大きな要因なのだとか。
名残惜しいですが、そろそろ帰る時間になりました。帰りはフェリーです。
午後2時〜4時ごろの便はそこそこ混み合いますので、なるべく早めに桟橋へ向かいましょう。
さらば、うさぎたちと大久野島。
娘:「つぎのおやすみもくる?」
私:「次は来年あたりかな〜(汗)」